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春になった。・・・いつの間にか。 新入社員らしきスーツ姿の若者をあちこちで見かける。 初々しくていいですねぇ。 私の若かりし頃も、グレーの作業着に身を包み、まっさらな安全靴を履いて、 すごいなぁ・・この靴。と爪先を同期で踏みあったものだ。 と、新鮮な気分を味わうのもつかの間、地獄の日々に突入していった。 入社後、1週間くらいはありきたりの新人研修であったが、その後現場研修に入る。 現場研修といっても、その時代は高度成長期。 作業員補充の形で、先頭に立って作業にあたっていた。 日中の作業が終了すると、当たり前のように夜間の作業に突入。 当日の予定が終了しないと、翌日の出荷に間に合わない。 朝方3時頃まで作業が続く場面もあった。 私たちは、まだ若かった。 「俺たちは一時のことだけど、現場のおじさんたちは、いつもこうなんだろうか?すごいなぁ。」 そのうち、耐え切れなくなった同期生が何人か消えた。 耐えた者は、また次の忙しい現場へ移動する。 こうして、いつの間にか昼勤&夜勤が当たり前の感覚になっていった。 (ある意味怖い。) 新人はいろんな意味でつらい。 目の前のつらさはとりあえず我慢してみよう。 目の前のつらさを何のためにするのか考えてみよう。 今、逃げ出せば、同じ事をいつか繰り返すだろう。 新入社員は、我慢である。 ・・・END・・・ |
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